【体験談】2015年9月19日体外受精説明会より
「桃園在住、劉さん(今年36歳)不妊症治療歴13年の体験談」

結婚15年、最初の2年は避妊していましたが、その後13年間は避妊をしなくても妊娠できずでおりました。

一番最初の診察は2004年でした。1年間全く避妊をしていないのに妊娠しないため、とある総合病院で診察を受けました。たくさんの種類の採血や超音波、夫の精子の検査などを受けましたが、最も忘れられないのは卵管造影です。検査のときに私は気分が悪くなりました。検査が終わったとき目が見えなくなったため、かなりびっくりしたのを覚えています。視力は30秒ほどで戻りましたが、全ての検査結果が出て、医師から「月経にちょっと問題があるが、卵巣は問題なく、卵管も詰まっていない。ただ、ご主人の精子は形や状態があまり良くないため、自然妊娠はちょっと難しいかもしれない」と総合的な診断を受けました。

当時私はまだ25歳。医師は、自然妊娠は難しいかもしれないので、人工受精をしてはどうかといいました。アドバイス通り、人工受精を2回ほど受けましたが、1回目は仕事で疲れていたのもあったのか、うまくいきませんでした。2回目は、デパートのカウンター嬢という仕事を辞めてまで挑んだのにうまくいかず、その結果にとても失望しました。

そういえば、その病院に行くときは、いつもお腹が気持ち悪く、張っていました。それでは人工受精をとばして、体外受精に変更しようと医師は言いましたが、当時の私はまだ若かったため医師の言うことが信じられませんでした。やはり自然妊娠を目指すことにして、小さなクリニックで排卵誘発剤を出してもらって飲みましたが、30歳までずっと妊娠の気配はありませんでした。
何人もの同僚から、不妊治療の注射でお腹が赤く張れて気持ち悪くなったという話を聞いていたので、やはり怖いなと感じていました。

途中でクリニックを変えて検査を受けたところ、医師から多嚢胞性卵巣の可能性があるから、腹腔鏡手術を受けてみてはどうかと提案されました。月経が正常になって、自然妊娠が望めるかもしれないとのことでした。当時、たくさんの注射が必要となる体外受精治療は私には必要ないのではないかと思っていたので、腹腔鏡手術を受け、漢方薬を飲んで体質改善を図りました。
何年もの間続けたのですが、体質に合わなかったようで嘔吐・下痢・・。まったくいい変化は見られませんでした。

どうしようもない状態がずっと続いて、気がつけば36歳の高齢に突入していました。インターネットで病院を検索したり、同僚が紹介してくれた医師のことを調べたりしました。しかし、たくさんの注射と薬をまた始めるという心の準備も必要で、それを考えるととても怖くてなかなか先に進み出せずにいたのでした。
今年の6月に体外受精を受けようと決断し、桃園のとある有名病院で採血などの検査も済ませていたところに、仲の良い同僚でもある友人が私に言ってきたのです「聞いて聞いて!いろいろ調べてみたら、台北に少ない量の注射や薬で治療してくれる不妊症センターを見つけたよ!薬が少なくても結構効果はあるし、身体の調子が悪くなることもないって」。私は、予定していた体外受精を止めることにしました。

私は台北の宏孕クリニックへ主人とともに相談に行きました。なるべく薬と注射が少ないほうがいいという私の希望を聞いて、張医師は私の生理開始2日目から治療をはじめましょうと言いました。処方薬は注射3本とその他の薬剤がありましたが、全く負担にならない量で、とても楽でした。
再診では張医師は超音波で卵胞をチェックしてくださいました。左右3個ずつありました。卵胞が6個も育って私は満足していましたが、その後、なんと6個全てが胚盤胞にまで育ったのです。うち2個を移植しましたが、打った注射は治療過程で1回、移植で1回だけで済んだのでとても嬉しかったです。リラックスして治療を受けることができ、妊娠することができました。現在3ヶ月になりますが、こんなに簡単に授かれたことが不思議でなりません。

大病院で治療を受けたときのお腹の張りや痛みは、何年も経った今でも覚えています。カウンターに立っているときに気分が悪くなったり、何キロも太ったりしたものですが、今回はそのような不快な症状が全くなかったので本当に不思議に思っています。張医師の処方した薬はそれほど刺激が強くなくても効果があるものなのだろうと思っています。

また、いろいろ調べていて、別の病院では麻酔をして採卵するらしいということや麻酔にはリスクがあるということを知り、とても怖くなりました。なぜなら、私は以前麻酔で顔面蒼白になって半日目が覚めなかったことがあったため、私が麻酔を使った治療には夫は猛反対していました。しかし、宏孕クリニックでは麻酔を使わないため、身体に負担がかからないのであれば、結果はどうあれいろいろ試してみたらいいと夫は考えていました。私がリラックスして明るい気持ちで臨めるよう、夫は強く励ましてくれ、ストレスを与えることは一切しませんでした。

宏孕クリニックに来ることができて、本当にラッキーだったと思います。設備は新しいですし、医療スタッフも親切です。そして、一番重要なのは、私が治療に負担を感じることなく妊娠できたことです。今、私のお腹の中の小さな命は3ヶ月になりました。これまでの10年間やっていたことを思い出し、当時このような自然な治療法を知っていれば、28歳で妊娠できたのにと思います。ですので、皆さんあきらめないでくださいね。張先生、医療スタッフの皆さまに御礼を申し上げます。