人工受精(IUI)は体外受精(IVF)の治療を受ける前に考えられる治療法です。人工授精(IUI)の不妊治療法では、精子を洗浄し濃縮して柔らかい導管で子宮頸を通過して子宮内に注入します。
理想的な状況は、排卵日あるいはどちらかの卵巣から排卵して6時間以内に人工授精(IUI)を行います。人工授精(IUI)は全く痛みがなく、パップテストのような感覚だけです。しかし統計の結果を見ると、人工授精(IUI)の成功率はわずか6~26%と、自然の性行為による妊娠率とほぼ同じということがわかりました。
この結果から人工授精(IUI)は不妊治療の治療法としての効果が高く疑われるため、自然の性交で妊娠できなかった場合は人工授精(IUI)治療は行わず、直接体外受精(IVF)治療を受けたほうが時間的にも費用的にも経済的だと思われます。