私は今年34歳になります (台北 汐止在住)。結婚して4年で、ずっと妊娠していません。家で家庭主婦をしている私は、いつも子供がいて家庭がにぎやかだったらいいなと思っていましたが、いつまでたっても妊娠の知らせがありませんでした。その後、このままでは良くないと考え、私は消極的から積極的に考えを切り替えました。そこで2年前、試しに産婦人科病院に行って排卵誘発剤を注射してもらったのです。注射により順調に受精しましたが、従来の治療では卵巣への刺激が強すぎ、私の体には異常に大きな負担がかかりました。その後、子宮外妊娠も見つかり、私は天国から地獄に突き落とされたのです。身も心も深いショックを受けました。右側輸卵管を切除した痛さをこらえ、私の心はまるで真っ二つに切り裂かれたかのようでした。その後徐々に傷が癒えたので、そこから抜け出そうとしました。
半年が過ぎて、私はまた産婦人科病院に戻って人工受精を試してみました。妊娠検査日が来たことで、私は興奮と期待が入り混じった気持ちで採血に臨みました。結果は私が妊娠したということでした。その時、私にはまた希望が現れたと感じました。この日賜った恵みが、なかなか信じられませんでした。ですが…良いことは続かないもので、後になって私の胎芽が成長を続けていないと告げられ、興奮と期待が入り混じった気持ちはその瞬間に泡と消えたのです。私は深く傷つき、妊娠にはすでにある種の重苦しいプレッシャーを感じ、不確実さから困惑して、何をすべきか分からなくなっていました。しかし意志の力により私は再び努力を続けました。あきらめるなんてできませんでした。半年が過ぎて、私は準備が整ったと思いました。そこで私は人工受精に再挑戦したのですが、結果は…失敗でした。
妊娠には失望しました。天使と悪魔が絶えず引っ張り合いをし、ずっとあきらめたいのに、ずっとあきらめたくありませんでした。努力を続けたかったのですが、力が湧いてきませんでした。毎回のショックで私は一歩一歩敗退していきました。偶然の機会で、私はインターネットで張先生のブログを見つけました。書かれていた文章を見て、私には一筋の希望が再燃しました。そもそもものは試しという心積もりだったのです。しかし張先生本人にお会いすると、私には安心して自分を先生に任せる気持ちになりました。これは以前の診察では味わったことのない感覚でした。実は私はあちこち足を伸ばすのが嫌いな人で、台北に住んでいて台中に診察に来るのは、私には不便に感じました。しかし会話を数回重ねる中で、張先生の勤勉な態度から、かなり信頼できる方だと思ったのです。そのため私は遠い道のりもものとせず、定期的に台中に行き治療コースに合わせました。更に、高速鉄道で行けば速くて便利ですので、道のりは考えていたほど遠くはありませんでした。私は排卵誘発剤の注射1回当たりで大体4~5本を打ちました。注射剤の薬品は効果面で進んでいると思いました。以前他の病院で注射した排卵誘発剤に比べて副作用が少なかったですし、以前は病院に行って看護士に注射してもらわなければなりませんでした。しかし張先生が処方した薬品は簡単明瞭で、自分でも注射の仕方を学べて、思っていたのに比べ全く困難ではありませんでした。
採卵過程ではいつも多少鎮痛剤を注射しました。採卵過程はやはり不快感はありましたが、痛みは我慢できました。全身麻酔に比べて気を落ち着けてできました。毎月懸命に努力して胎芽は全てまず凍結保存して、それから一番良い4つを移植しました。移植して1週間たつと、腹がずっと張って痛み、おぼろげながら妊娠したに違いないと感じました。そのため3日前倒しで外来に行き採血しました。結果は本当に私の予想した通りでした。妊娠したのです!!! 張先生は、「2週間後に腹部の痛みと膨満感は良くなるでしょう」とおっしゃいました。本当に不思議です。2週間後にはお腹の痛みと膨満感が本当に改善したからです。妊娠というおめでたいことは、3カ月口外してはならないと言われています。しかし舅・姑さんは全くタブーを気にせず、あちこちにいって親戚や友人にこのおめでたを知らせて回り、こんな楽しい光景が目にできるようになったのです。私は喜びで胸いっぱいでした。私には韓国人の友達がいますが、その人は韓国で試験管内受精をしました。その友達が言うには、韓国での試験管内受精はほとんど不快なもので、そのうえ長い間ベッドに横になり、不自由で、そのうえしょっちゅう腹水が出るということでした。ほかにも、台湾で探し出した試験管内受精の情報に触れて、私は試験管内受精にずっと気後れしていました。私は張先生と先生のチームに出会えて本当に幸運でした。張先生の技術は本当にとても先進的なものであり、アメリカ・ニューヨークから帰国されたのもそれが理由に違いありません。先生の医術知識にも人としての思いやりにも私はとても敬服します。ここまで多くのお医者さんに見てもらった中で、張先生は本当に責任を全うされる方で、私の状況を深く理解し、私に合った治療コースを設定していただけると思いました。このように真摯な態度に深く感動しました。
7週目がやって来ました。私は赤ちゃんの鼓動を聞くことができるようになりました。初めて聞くと不思議な感じで、小さな命が私のお腹にいるのが信じられませんでした。赤ちゃんが一日また一日と大きくなり、私はお母さんになる実感がますます湧いてきました。この感覚が骨身に染みて、私は母性愛の偉大さを深く理解したのです。最初から懸命に試してみて、その後は失敗の連続でした。何もないところから今の幸福まで寄り添い、お母さんになった達成感が得られ、私には自信が漲りました。嬉しいです。道のりでは数多くの苦しみを舐め、ここまで辛酸で困難でしたが、待ち望んだ赤ちゃんがついにやって来るのですから。主人は私のお腹がどんどん大きくなっていくのを目にして、いつも私のお腹に顔を近づけて赤ちゃんの音に耳を傾けます。主人のこんな幸せな表情を目にして、家庭が温かく意義深いものになったと思いました。
一番大切なのは、張先生と先生の医療チームへの感謝です。彼女達は毎日とても忙しそうでしたが、責任を持って一人一人の状況に注意を配り面倒を見ていました。食事はいつも遅い時間に取っていましたが、態度はいつも親しげだったので、私は治療コース全体で極端なプレッシャーと負担を感じませんでした。今私はすでに妊娠16週目になりました。赤ちゃんが男の子か女の子かは分かりませんが、赤ちゃんが健康に大きくなり、順調に出産することで、家庭が一番円満な雰囲気になればと思います。私の文章により、妊娠はひょいひょいとできるものではなく、どれだけ苦しくても、信念を曲げない努力を理解する方が増えてくれればと思います。張先生のプロとしての腕が発揮され、必ず子供を切望する夫婦一人一人が夢をかなえることができると確信しています