卵管の問題 台北新荘在住の方

私と主人は結婚して7年になります。この7年間赤ちゃんが欲しいとずっと頑張ってきました。
2回の自然妊娠を経験しましたが、2回とも子宮外妊娠でした。
両側の卵管の切除手術を受けてから、妊娠への自信を失ってしまいました。赤ちゃんが欲しい気持ちはあるものの、また傷つくのが怖くて、後回しにしているうちに3年の月日が経っていました。周りの友人達からは、体外受精をしてみてはどうかと薦められました。しかし従来の体外受精では排卵誘発剤をたくさん注射し、治療の時間も長引く上に、採卵の際には全身麻酔も必要でとても辛いと聞いていました。また薬の副作用も強いのではないかと心配でした。主人は私が辛い治療を受けるのを心配し、「赤ちゃんはいなくてもいいんじゃないか。夫婦二人でもいいんじゃないか」と慰めてくれました。その頃には妊娠することに対して諦め始めていました。ただ子供連れの家族が楽しそうに遊んでいる光景を目にすると、やはり気持ちは落ち込みました。

ある日偶然張宏吉先生のブログを拝見し、自然周期療法という治療法を知りました。私は自然周期療法がどういったものなのか、なぜその治療法だと上手くいくのかということを知りませんでしたが、そのブログには治療を経て妊娠された方の体験談がたくさん掲載されており、皆さんが赤ちゃんを授かるまでの過程が細かく書かれてありました。それを読んで、私はとても感動しました。まるで私のことのように思え、このブログにたどり着いたのも何かの縁に感じました。私は自分のため、家族のため、そして赤ちゃんの為にもう一度ゼロから頑張ってみようと決心しました。
希望を胸に、張医師のもとを訪れました。不安な気持ちもありましたが、初診が終わる頃には不安も疑問もすべて消えていました。初めて張先生にお会いした時、先生は思ったよりも若く、とても親しみをもてる方だと感じました。説明の仕方も簡潔明瞭だと感じたのを今でも覚えています。私も主人も注射の回数が予想していたよりとても少ないと感じました。注射は合計4本でした。以前聞いたことのある排卵誘発剤は何百本も注射しなければいけなく、大変苦しいものだと聞いていましたが、張先生は自然周期療法を採用することにより、私の負担を減らして下さいました。採卵前に4本の注射をしただけです。
採卵の手術はとても痛いものではないかととても緊張していました。全身麻酔が不要な採卵の手術とは、一体どういうものなのか、正直心配もしていました。しかし、治療の過程で張先生を始めスタッフの皆さんが詳しく説明して下さり、少し緊張が取れました。採卵のときは、だるさと痛みがしばらくありましたが、痛みは想像していたよりははるかに軽く、我慢出来るものでした。初めて卵子を4つ採取し、移植しました。私と主人は希望で胸いっぱいでした。毎日期待を胸に生活し、妊娠判定の日が待ち遠しかったです。そしてついに、妊娠検査日当日になり、緊張しながら主人と一緒に妊娠検査薬を買いに行きました。
結果は、1本線でした。本当に辛かったです。これまでの努力が無駄になってしまった気がしました。失望、悲しみ、孤独感、悔しさ、そしてネガティブな気持ちばかりが心の中にありました。大きなショックを受ける私に、主人は寄り添い、絶えず励ましてくれました。少し気持ちが落ち着いた後、私は今後どうすべきか、このまま赤ちゃんが欲しいという夢をあきらめてしまおうか、どうするべきか考えていました。そして私はもう一度試してみようと決心しました。今回の失敗は私を打ち負かしてはいませんでした。むしろ、私は自然周期療法を十分に理解することができ、もう怖くはなくなったのだから、もう一度やってみようと決めたのです。
2回目の治療周期は、卵子を1つだけ採取し、移植しました。それからの数日、私と主人は緊張と期待が入り混じったような気持ちで過ごしました。当選発表の日、朝6時に私は妊娠検査薬を使ってみました。2本目の線が薄く出たので、主人がその足で薬局に行き、開店の8時まで薬局の前で待ちました。そして妊娠検査薬をもう一本購入し、もう一度試してみました。やはり薄っすらとですが、2本目の線が出ました。はっきりとした結果が知りたかったので、私たちは張先生のもとに行き、採血をしてもらうことにしました。張先生から妊娠が確定したと告げられた時の嬉しさは、言葉では言い表せないものでした。涙が止まりませんでした。待ち望んでいた幸せが今やっと訪れたのです。
多くの人から、従来の体外受精治療では排卵誘発剤をたくさん注射する必要があり、またその注射と薬による副作用は辛く、治療期間も長引くと聞いていました。しかし、私の今回の治療は3週間で終わり、成功しました。思い出してみても、苦痛や負担はほとんどありませんでした。自然周期の体外受精治療は費用も従来の治療の半分ほどで済みました。私が初めての移植で失敗した時に、勇気を持って2度目に挑んだ理由の一つに費用の少なさにもあります。私が特に特別だと感じた点は、張先生は患者一人ひとりに合わせて注射剤を調整し、なるべく患者の負担を減らそうとしていると感じたことです。張先生とスタッフの皆様に感謝いたします。スタッフの方々がまるで大家族のようで、私達を安心させてくれました。私は同じ赤ちゃんが欲しいという夢を抱いている友達がいたら「希望を捨てないで、自分を信じてなるべく早く治療を始めて下さい。張先生は必ず妊娠したいという思いを叶えてくれますよ」と励ましたいと思います。